更年期に冷え性の症状がひどくなる人が最近では増えています。特に女性ホルモンの影響からその症状は女性に多く見られます。

更年期に冷え性になる原因としては、自律神経の乱れが原因で体温調節がうまくいかなくなり、冷えの症状が起こるとされています。

更年期の冷え性への対処方法とは?

その中でも特に冷えを感じる「腰痛」と「足首への冷え」についてお話させて頂きます。

足首の冷えはこうして改善

更年期に悪化する冷えの症状のひとつに、足首の冷えがあります。

足先の冷えが気になるかと思いますが、足首を温めることで、足先の冷えも改善されます。

シルクの靴下がオススメ

足を温めようとして靴下をはいて寝る方もいますが、普通の靴下の場合、足の裏まですっぽり包み込むと、熱がこもってしまい、かえって寝苦しく、不眠症状を悪化させることもありますので注意してください。靴下を履く場合は、シルクで作られた靴下(本サイトでも紹介しているリンマーなど)を履くようにして下さい。

足首の三陰交ツボを押す

また、足首の内側には、三陰交という冷えに効くツボがあります。内くるぶしの頂点から指の幅4本分上に行ったところです。ここを続けて3回押すイメージでそっと押してみて下さい。継続して押すことで、冷えが改善されます。

腰の冷えでつらい腰痛症状も

また、更年期の冷えで気になるのは腰です。

冷えからツライ腰痛を訴える女性も多く、下半身を冷やさないことが大切です。

カイロなどで下半身が冷えないように

スカートをはく場合は厚手のタイツをはくなどして下半身が冷えないようにしてください。

また、腰にカイロを貼るなど、直接温めるのも有効です。

半身浴もオススメ

その他にも、半身浴で体を温めることで、血管が拡張することで血流が改善され、腰の内側からポカポカしてきます。

身体を温める食べ物、飲み物を選ぶ

根菜やショウガなど、体を温める食べ物も積極的に摂るようにしてください。お酒を飲む場合も、体を冷やす冷たいビールの代わりに、温めた日本酒や紹興酒、赤ワインなどを選ぶようにしてくださいね。

こちらの「冷え性を改善する食べ物とは?」もぜひ見てみて下さい。

長時間同じ姿勢を避ける

デスクワークで同じ姿勢を続けることで血流が悪化します。時々、ストレッチをするなど、筋肉をほぐして血流を保つようにしてください。

椅子に座ったまま出来る運動

1.椅子に座ったまま腰に手を当て、おへそをのぞき込むようにして腰を丸めます。
2.それから胸を張って腰を前に反らせます。
3.途中で息を止めないように注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

更年期の冷えは、若い頃から冷え性だった女性の場合、特に注意が必要です!

また、今回ご紹介させて頂いた症状以外にも、更年期特有の症状としてよく挙げられるのが「ホットフラッシュ」です。

顔だけがカーッとほてり、大量の汗をかいたりするのですが、これも東洋医学では冷えが原因でのぼせるのだと考えられています。顔だけ熱くて手足や腰は冷えるなど、夏でも冷えの症状は現れます。冬はさらにこれが悪化、体の内部から冷えて本当に辛いという声も聞きます。

更年期になると、身体の機能が低下するので、今までよりも身体に十分注意するようにしてくださいね。