冷え性は普段の生活習慣の改善などが大事となるのですが、体質改善の1つとして漢方薬を併用する人が増えています。

漢方薬には副作用がないというのが最大のメリットで、効果を実感するまでに時間は掛かる場合が多いのですが、体に無理なく体調を整えてくれるというのがメリットです。

そこで、本日は、「冷え性改善には漢方薬が効果的なのかどうか」についてお話させて頂きます。

冷え性に対する漢方薬の効果について

冷え性には漢方薬が有効だと言われていますが、漢方には生薬が含まれており、それらの生薬を症状によって組み合わせて作られています。

漢方には女性の多くが悩む冷え性にも対応しており、冷えを改善する効果は人によっては効果が出る場合も多いです。

漢方の種類や飲み方などについて

漢方といっても、冷え性を改善するにあたっていくつか冷え対応の漢方でも数種類に分かれています。

具体的には、

・婦人科系の症状(月経不順や貧血、深刻な生理痛の改善)
・自律神経の乱れ(自律神経を整える)
・情緒不安定(精神を安定させる)

などです。

生薬の配合具合によって冷えはもちろん、他にどんな症状にも効くかどうか微妙に分かれているのが特徴なので、病院で自分にあった物を作ってもらうようにしてみて下さいね。

漢方薬の効果とは?

冷え性の場合、処方された漢方薬を飲むと体内の血流の流れが良くなるので、漢方薬を飲んだ後に散歩などををするだけでも、人によっては、汗がにじむくらい体が温まるようになります。(ただし、漢方薬は継続が大事なので、1度飲むと3ヶ月〜半年は飲む事をおすすめします)

漢方薬の飲み方は?

漢方薬は、基本的には食事の最低でも30分前に漢方を飲まないと効果が得られにくいという特徴があります。

また、食前に漢方薬を服用することで胃のむかつきや吐き気の不快感を感じる人もいますので、漢方薬が自分に合うかどうか見ながら少しずつ飲むようにしてみて下さい。

漢方薬の飲み方にもコツがあって、ゆっくりと飲むことで体がじんわりと温まるのを体感できます(温度はぬるま湯程度がオススメです)

冷え性に対する漢方薬の効能について

漢方薬には即効性はなく、最初はうっすらとした感じですが、時間の経過とともに体調を安定させます。

最初のうちは1日に3回(朝/昼/晩)漢方を服用しながら運動をしたり、体を温める食事、お風呂にしっかりと浸かるなどの工夫をしてみて下さい。

まとめ

未だに「漢方薬=高い、苦い、即効性がない」というイメージが世間では強いのですが、最近では、病院などでも漢方を出すところも増えていますので、漢方の服用を考えている場合は、病院で医師と症状の特徴を細かく分析して体調にあった漢方を出してもらう事がオススメです(漢方の種類によりますが、病院で処方してもらうと2週間分(1日3回服用)でも600円ほどで処方してもらえます。)

漢方薬は、苦いので、苦味に抵抗がある人は錠剤タイプの漢方もあるので、処方時に医師または薬剤師の方に伝えてみてくださいね。