普段の生活では、足の役割は「歩く」「走る」くらいしかないように感じる人が多いかと思いますが、実は、足は、それ以外にも体の健康を維持するための重要な役割を担っています。

足が第2の心臓といわれる所以は、足が血液を送り出すポンプの様な役割をしているからです。

心臓は全身に血液を送り出すポンプですが、心臓から足まで運ばれた血液は、その後心臓まで送り出さなければいけません。

その働きをしているのが足の筋肉なので、足のマッサージをして血流をよくすることは、全身の血液循環を良くすることに繋がるのです。

だからこそ、冷え性になった時は、足をマッサージする事で冷え性を改善することが出来ます。

足の冷え性に効果的なマッサージとは?

本日は、足の冷え性に効果的なマッサージ方法をお伝えさせて頂きます。

むくみやすいふくらはぎのマッサージ

ふくらはぎのマッサージを毎日行うだけでも、血行はかなり良くなります。

ポイントは血液を心臓に戻すイメージで行うことです。

両手で足首を覆うように持ち、少し痛いくらいの力を入れながらくるぶしからアキレス腱、膝に向かって血液を上に押し流すようにマッサージを行います。

こうする事で、滞っていた血液が循環し、冷えは少しずつ解消されるようになります。

ふくらはぎマッサージは、疲労回復やむくみにも効果的

また、ふくらはぎのマッサージは冷えだけではなく疲労回復、足の不快感やだるさ、むくみなどの解消に効果的です。

ふくらはぎは疲労がたまりやすい場所なので、毎日、体が温まっているお風呂上りに行うとより効果的です。

また、日中でも椅子に腰掛けたまま足首を伸ばしてみたり、折り曲げてみたり、足首を回すなど気づいたときにこまめにすると、血行が促進され 夕方に多くの女性が悩まされる足のむくみも軽減されます。

意外と冷えてる足裏のマッサージ

足の血行を良くし、足先の冷えを改善するには足裏のツボを刺激するのも効果的です。

座った状態で、左右どちらかの足先をもう一方の足の太ももの上に置きます。

そして握り拳を作り、土踏まずの真ん中あたりから、拳の第二関節を使ってこする感覚でマッサージを行います。

かかとは強めに指圧してみたり、足の指を一本ずつ丁寧に揉みほぐしていくなど足全体をしっかりマッサージすることで、血流の悪くなりがちな足の末端部まで血の巡りを促します。

足裏には脂肪が少ない為、熱さや冷たさがダイレクトに血管に伝わり、足の裏の冷えの原因の一つとも言われています。

そのため足裏をマッサージで温めるだけでも、血行促進につながり効率良く全身を温めることができます。

足裏の疲労は体の左右のバランスを崩す

人間の全体重がかかる足裏の筋肉は、知らず知らず疲労し固くなっていきますが、これを放置していると、足の指がうまく使えずに踏ん張りがききにくくなったり体のバランスをとりづらくなったりします。

そうならないためにも、足裏のマッサージを行うことが大切になります。

足裏の反射区の配置は人間の内臓や器官の配置に似ており、足裏は人間の体の縮図そのものなので、足裏をマッサージして反射区を刺激することによって、全身の健康の維持が期待出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は足の大切な役割、そして、どこをマッサージすれば冷え性を効果的に改善できるのかお話させて頂きましたが、足の冷えを放っておくと全身の健康に関わってきますので、少しでも足が冷えていると感じれば、マッサージをするようにしてみてください。

また、足が冷えて痛い時は「足が冷えて痛い時の対処方法とは?」でも書いた方法も試してみてくださいね。